環境製品宣言(EPD:Environmental Product Declaration)
■EPDとは
原材料調達から製造、物流、使用、廃棄・リサイクルまでの製品のライフサイクル全体にわたる環境影響を、
ISO基準(ISO14040/44)に準拠したLCAの手法で算定し、第三者の検証を受けて対外的に情報開示した
レポートのことをEPDと言います。
EPDは、世界各国でISO14025(タイプIII環境製品宣言)に準拠するEPDプログラム運営者によって管理、
運営されています。
|
|
■EPDの活用
国際的に用いられている各種認証制度でEPDの活用が進んでいます。
建築分野では、建築物の環境認証制度であるLEEDやBREEAMなどにおいて、EPDを取得した建築資材を
用いることが加点要素となっています。
|
|
■EPDを取得した商品
TOTOは近年、カーボンニュートラルの実現に向けて、透明性の高い環境データ開示に対する期待が
高まっていることを踏まえ、主要な商品を対象に、バリューチェーン全体を通じた客観性のある
環境影響評価(LCA)を進めてきました。
この度、最新のISOに沿ってLCA算定した「腰掛/壁掛便器、混合水栓」の一部の商品でEPDを取得しました。
今後、LCA算定する商品を拡大し、幅広い地域において、主要商品を中心にEPDの取得※1を進めていきます。
EPDを取得した商品は、下記一覧およびリンク先にてご確認ください。
シリーズ名/品名 |
EPD取得品番 |
販売地域 |
腰掛便器 |
CS232B/SH232BA など |
日本およびグローバル |
壁掛便器 |
CW552RY など |
グローバル |
混合水栓 |
TLS04302JA など |
日本およびグローバル |
ウォシュレット |
TCF4744 など |
日本および中国 |
なお、米国においては、持続可能な建築物に対する意識の高まりを考慮し、衛生陶器・水栓金具などの
商品について、先行してEPDの取得を行っております。
これまでに米国にてEPDを取得した商品は、TOTO USAのWEBサイト よりご確認ください。
※1 商品によって販売地域、取得するEPDプログラムは異なります。
|
|
