■ノギスの使い方、測定箇所の参考事例:測定の精度向上のための参考事例です。

<外径>の測り方 <深さ>の測り方
スピンドルのねじ部のようにらせんの溝があるものは写真のように径の斜めを測ると溝に影響されにくくなります。 スピンドルの先端からねじまでの長さを測るときは、ノギスの最下部の利用が便利です。
<弾性のある厚み>の測り方 <弾性のある外径>の測り方
Oリングの線径、パッキンの厚みなど弾力性のあるものは同時に2ケ所にノギスが当たるようにし、弾性の影響を少なくする。 平面にOリングを置き、ノギスを上げ、Oリングが一緒に上がるか上がらないか程度のところを測定する。
<弾性のある内径>の測り方  
弾性のある内径は、測定しずらいので、下欄の<測定箇所を複数にする>、<Oリング内径、パッキン内径の便宜的な求め方>を参考にして下さい。参考までに内径の測定写真です。  
 

測定箇所を複数にする Oリング内径、パッキン内径の便宜的な求め方
特に弾性のあるものは、変形する場合があります。
径などは測定後、たとえば90度回転させるなどして複数の箇所を測定します。
弾性がある内径は、直径の部分がわかりずらいので、便宜的に外径からの求め方をご紹介しております。
  Oリング内径の求め方:外径−線径の2倍
  パッキン内径の求め方:外径−幅の2倍